デイホームももかからのお知らせ

「あぁ、いい湯だったぁ」

函館では桜もほぼ満開の時期を迎えました。

街中が有名なアニメの映画の舞台になったこともあり、なにやらいつもよりも賑やかです。

七飯町は週末頃に桜が満開になりそうでしょうか。ポンっと弾けるまであと一歩というところで、楽しみがいっぱいです。

ももかも今週お花見行事がスタートしております。

sakura

 

 

今日は、ももかのお風呂のお話です。

ある日、「お風呂の拒否がすごくあって。外まで聞こえるような大きな声を出すこともあって。」というご相談。

認知症がある利用者様です。

相談を受けていざ利用開始となると、お風呂の拒否が見受けられず。

声掛けにも「わかりました」と返答され、「気持ちよかった~!」と入浴されます。

 

 

しかし、回数を重ねて慣れてきた頃「入りたくないなぁ」と中々気が進まない様子。

お話を聴くと、「億劫だ」と。

「そうですよね、億劫な日もありますよね。」

少し時間をおいてさらに声掛けします。

「今日〇〇さん好みのちょうどいい温度でお湯入れみましたよ~!」

そうすると「どれ入ってこようかな」と少し前向きなご様子。

浴室に行くと、「気持ちいいねぇ」とリラックスされております。

そこで、本音をポツリ。

「すぐそこの距離だってわかってるんだけどね、それが億劫なんだよね」

「わかりますよ。ここまで来てしまえば気持ちいんですけどね」

「そうそう」

新しくご利用されるとき、お風呂が好きで、

最初から「気持ちいいわ」と喜ばれる方がいる一方で、そうではない方もいらっしゃいます。

例えば、最初すごくがんばる方と、最初はすごく拒否感が強い方です。

大きく混乱するときには、必ずなにか理由があります。

これから何が起こるのかわからないから不安なのか、自分の想いがわかって貰えていないと感じているのか、

いずれにしても利用者様の想いにしっかりと耳を傾けることを大事にします。

そして、しっかり説明を行うことで「あぁ、そうなんだね」と納得してもらえることが多いです。

特に、認知症の方は「お風呂」という言葉がすぐに吞み込めなかったり、

お風呂も「初めてはいる」となっていたりする場面もあります。わからないから、と省略するのではなくて、

そういう納得や安心の積み重ねが入浴の「気持ちいい」ということに繋がることを心がけています。

多くの場合は一か月ほどすると、本音を伝えてくださいます。

信頼を築いていくプロセスをチームで共有することを何よりも大事にしたいなぁと日々勉強中でもあります。

 

 

 

yokusou

ある利用者様は、ももかのお風呂に入って「肌が白くなった。本当にうれしいよ。喜んでいるの」と微笑んで伝えてくださいます。

特別なことはしていませんが、職員と会話したり、

個浴ならではの、その方にとって入浴で大事にしている「痒い所に手がとどく」ようなことが

「気持ちいいね」「よかったよ」ということに繋がっているように感じます。

今日も、ももかの湯、いいお湯沸けてますよ(^^)

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デイホームももかのお風呂は個浴での対応となり、一人ずつ入るタイプのお風呂になります。

かならず職員が最低一名見守りやお手伝いをさせていただきます。

そして、お風呂のお湯は毎回浴槽や浴室を洗浄・消毒後、新しいお湯に入れ替えを行うため、いつでも新しく清潔なお湯で気持ちよく一番風呂感覚で入ることができます。

中々大浴場やお湯の共有だとできない「浴槽の中で体を擦ることができる」のも、利用者様から好評をいただいております。

タオルやシャンプーなども、ももかでご用意しております。

例えば、年単位、月単位でお風呂に入れていない、という方でも気兼ねなくご相談ください。

職員一同お待ちしております(^^)

 

nakayoshi

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