デイホームひまわりからのお知らせ

実践報告デイホームひまわりの場合

 

 

【Oさん(女性・60代)】

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●本人の思い

ずっと自宅で夫と暮らしたい。

自分でもやれることがあるのだと安心したい。

 

●本人の状態

・「自分がここに居ても、邪魔なのではないか?」

・「できないことが多くなってきて、不安」

・不安があったりどうしていいか分からないと、ホールの中を行ったり来たりされる

・思っていたように行動できないと、パニックになることもある。

・「自分が認知症だということは分かっている」

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●取り組み

・声掛けを行う時には、具体的な言葉で手短に説明を行う。

行動が終わったことを確認してから、次の声かけを行う。

・出来ている時には「それで合っていますよ」「大丈夫ですよ」と声を掛ける。

・活動後には「Oさんが△△を手伝ってくれたから、

とても助かりました」と具体的に何が助かったのかを伝える。

 

●実施後

・創作活動にてハサミを使う際に上手く切ることが出来ず

「私、何もできないんだわ」と席を離れる。

話を伺うと「何もできない私がここに居ても、邪魔ではないか?」と話される。

「苦手は誰でも有りますので、他の事をお願いしてもいいですか」と声を掛ける。

・プランターの洗浄をしに行く為に職員が利用者様に

協力していただける方を募ると「私、やるわ!」と立候補される。

・昼食準備の様子を気にされているご様子が見られた為

「手伝っていただいてもいいですか?」と職員より声を掛ける。

・昼食後に「今日は調理員がいなくて職員が作ることになっていたから困っていたんです。

でも、Oさんが具材を茹でたり、盛付けを手伝ってくれたおかげでとても助かりました」とお礼を伝えると

「あまり大したことは出来なかったけど、良かったわ」と

笑顔で話される。

・その後の入浴時には、洗身の準備をしている際に「これでいいのよね?」と

確認されたことに対して「そうですよ」と答えると

「私も結構できるわね。ここにもだいぶ慣れてきたみたい」と話されていた。

 

 

 

 

 

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