小規模多機能型居宅介護事業所ひまわりからのお知らせ
2021/12/03
小多機ひまわりの実践報告
弊社での１０月の全体カンファでのお題を実践していきました。
若干の空きがございますので、是非利用体験していただきたいと思います。
小規模多機能型居宅介護事業所ひまわりでは、
介護が必要になっても、
今までの暮らしを諦めずに過ごしていけるように、支援しています。
ご自分の事はご自分で決める、他の利用者様やご家族、
ご近所様も巻き込む仕組みづくりやきっかけづくりを、職員全員で考え実践しています。
「行きたい」「食べたい」「やりたい」等、人として生きる中での、
当たり前の欲求や興味をチーム全員で知り、その方の意思を行動に移せるように取り組んでいます。
物事を決める際も、利用者様同士で、考え、話し合う場面を作っています。
ご家族の事が認識できなくなっているY様にひまわりで畑作りがしたいと相談すると、
畝作り、野菜によって種で植えるか苗で植えるか、どのように植えるか、
間引きの必要性などを教えて下さり、
収穫した豆の鞘を他の利用者様と外したり、未熟なトマトももったいないと、漬物にされました。
一人で生活をしていると時々不安に襲われると訴えられ、
長期の泊りを利用されているS様は、
ご自宅での日課を、泊りを利用している時も続けないと体が動かなくなるからと仰って、
朝、玄関そうじと、食器洗いをされています。
春だから山菜が食べたいという話になると、H様が、
近所にワラビが生えてたから、次の通いの時に採ってくるわと仰られ、
美味しく調理されて持って来られたり、秋、栗ご飯が食べたいという話になると、
ご自宅に大きな栗の木があるS様が、「ぜひ」と仰って下さり皆で栗拾いをして、
翌日には栗ご飯を作ったりするなど、
「行きたい」「食べたい」「やりたい」をすぐに実行、
その時出来なくても実行できるように、
利用者様と計画を立て、利用者様が「自分達で決めたことは実行できる」と実感できるように支援しています。
１１月には、女性利用者様を中心に、ニシン漬けを作りました。
S様とO様がリーダーになり、大根の縛り方や、野菜の切り方、
塩や麹の量まで、皆で考え、今は、毎日漬かり具合を確認しています。
１２月のクリスマス会にも、どんなメニューにするか、
どんな会にするか、
利用者様に考えていただき楽しい会にしていきます。
